関内フードMAP 関内を食べつくし!!

49.LEAFⅡ

有機食材と無添加調味料にこだわったオーガニックカフェです。

有機野菜と湘南みやじ豚の発酵弁当、一度食べてみてください。美味しさがわかると思います。無添加調味料の販売もいたしております。

  • 住所
    南仲通3-37
  • Tel
    045-228-9555
  • URL
ランチ営業 テイクアウト

関内観光名所紹介 ~Vol.8 横浜公園・横浜スタジアム編~

 

横浜は神奈川県の中でも観光地として人気が高い地域です。なかでも、みなとみらい駅から元町・中華街駅までの一体は観光名所が多く、中心である関内駅の周りにも、有名な観光スポットで溢れています。

関内フードMAPでは、「関内を食べつくし!!」をスローガンに、デリバリーやテイクアウトが出来るお店をご紹介していますが、歩いて周ることが出来る関内を食べ歩くための観光名所をご紹介したいと思います。

関内フードMAPでご紹介している料理の種類ごとに、ご紹介している観光名所が異なりますので、いろんなお店をご覧ください!

・横浜市内で2番目に古い公園「横浜公園」

    

今回ご紹介するのは横浜公園と横浜スタジアムです。JR関内駅南口改札を出て左手に曲がると、みなと大通りを挟んですぐに見えるのが横浜公園です。日本大通り駅からも近く、横浜市中区役所も公演前に位置する、とても立地の良い公園です。

 

横浜公園は歴史も古く、横浜市内では山手公園について2番目に古い公園です。余談ですが、山手公園は1870年に横浜居留外国人の手によって作られた国内初の洋式公園で、日本で初めてテニスがプレーされたテニス発祥の地でもあります。対する横浜公園は1876年に開園しましたが、どのような歴史を持った公園なのでしょうか。

 

・遊郭と「日本の灯台の父」によるまちづくり

 

横浜公園の歴史は関内の歴史からスタートします。横浜公園の場所にはもとも遊郭が存在していました。この地に遊郭が出来たのは「開港場を横浜村にすることへ反対する外国人の引きつけ」と「オランダ公私からの遊女町開設の要請があった」という2つの理由がありました。そして1859年(安政6年)に港崎遊郭(みよざきゆうかく)が開業したのですが、江戸の吉原遊郭から構造を、長崎の丸山遊郭から外国人の接客を手本にしたと言われています。

 

そんな遊郭も1866年(慶応2年)に豚肉料理屋から出火したいわゆる「豚屋火事」により焼失しました。その後遊郭は移転、もとの港崎遊郭があった場所は明治維新の最中であり復興は遅れていました。

そして1875年(明治8年)に、リチャード・ブラントン設計のもとで遊郭跡地だった場所に公園と港への新道路(今の日本大通り)の建設が開始されました。このリチャード・ブラントンこそ「日本の灯台の父」と呼ばれており、千葉県の犬吠埼灯台をはじめとして30基近くの灯台を手がけました。灯台の他にも、日本初の電信架設の整備や鉄道建設や築港計画にも意見書を出すなど、明治初期の日本の建設に大きく携わった人物が横浜公園の設計へ関わっていたのです。

 

・彼我庭園と名物のチューリップ

横浜公園の中には「彼我庭園」と呼ばれる横浜スタジアムに隣接した日本庭園があります。実は出来たばかりの横浜公園は「彼我公園」と呼ばれており、”彼我”つまり外国人と日本人が共同で使用する公園という意味がありました。彼我庭園として再整備されたのは2017年(平成29年)であり、立派な庭門に扁額もその時に追加されました。

 

彼我庭園には滝石組(石で組まれた滝)や日本庭園がありますが、是非見ていただきたいのは水琴窟(すいきんくつ)とチューリップです。水琴窟とは、手を洗った水が地下へ排水される前に発生する音を楽しむ自然の装置です。そばには長い竹の棒も置いてあり、その棒を水琴窟に当てることで静かに音を楽しむことができます。

 

また横浜公園内にはたくさんの花が植えられていますが、特にチューリップが多く植えられています。それは1997年(平成9年)にチューリップが横浜市中区の区花に指定されたのを機に市民の手によって公園内に植えられたためです。是非春に訪れて、色とりどりの花をご覧ください。

 

・名前が変わっていた横浜スタジアム

 

横浜公園に訪れる殆どの理由が横浜スタジアムへの来場かと思いますが、横浜スタジアムの歴史も少し振り返ってみましょう。1876年の彼我公園竣工時、今の横浜スタジアムの前身でもあるクリケットグラウンドが建設されました。日本の高校生と横浜在住米国人チームの国際野球試合も行われるなど、戦前から野球の試合は行われていました。

関東大震災復興事業の一環として「横浜公園球場」が竣工し、早慶新人戦が行われたり、あのベーブ・ルースの米大リーグオールスターも来場していました。しかし終戦後から1955年まで「ゲーリック球場」として使われ、改名後も「横浜公園平和野球場」と呼ばれていました。「横浜スタジアム」という名前ができたのは1977年に「株式会社横浜スタジアム」の設立から。現在の横浜スタジアムは2017年の増築・改修工事が行われて2020年に竣工した出来たてほやほやの状態です。

 

・おわりに

今回は横浜公園と横浜スタジアムの歴史についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?横浜公園の地に遊郭があったことはほとんどの方がご存じないのではないでしょうか。また、公園も大きいため水琴窟の存在も意外と知られていません。自然を楽しむ場所としては関内の中でも最適の場所なので、是非テイクアウトしたお食事を持って公園にお越しください!

 


横浜公園・横浜スタジアム概要】

・見学ができる場所

横浜公園内

※横浜スタジアムは除く

・見学ができる時間

年中開放

・住所

〒231-0022 神奈川県横浜市中区横浜公園

・アクセス

JR京浜東北線(根岸線)、横浜市営地下鉄「関内駅」から徒歩約3分

みなとみらい線「日本大通り駅」より徒歩3分

・URL

・横浜市「横浜公園(中区)」

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/koen/daihyoteki/kouen012.html

・横浜スタジアム

http://www.eurasia.city.yokohama.jp/exhibitions/

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